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歴史的大変化の「大倉山」?:東京新聞「TOKYO どんぶらこ」から

11月10日土曜日の『東京新聞』最終面「TOKYO どんぶらこ」は全面にわたって「大倉山」特集でした。

建築史家・建築家で建築探偵で、路上観察家でもある上、東大教授でもある藤森照信さんによる、「大倉山記念館」に関する蘊蓄と、吉田美穂記者による界隈ルポ。中川希美さんによるイラストマップも載っています。ルポもマップも大倉山駅西口側、エルム通りを中心にしたものです。

●誤解から生まれたギリシャ風のエルム通り?

藤森さんはおもしろいことをお書きです。
「現在、丘は大倉山といい、その駅は大倉山駅といい、その商店街は大倉山商店街というけれど、もとをただすと明治から続く日本橋の紙問屋の名前なのである」
  大倉精神文化研究所をつくった大倉邦彦は、日本橋の紙問屋「大倉洋紙店」のオーナーでした。

「大倉さんは、神様、仏様のみならず、キリスト教、イスラム教、儒教など世界の宗教の統一と世界の調和を願っていたというが、その願い同様、大倉山の"構成"もなかなか気宇壮大で...(中略)...地下室には地球の中心点を示す、たしか"留魂碑"とかいう石標が立っていた。大倉山は実は地球だったのである」

記念館の建物は、ギリシャ様式に先行するプレ・ヘレニズムの様式。
「その設計をしたのは、長野宇平治(1867~1937年)という大正、昭和戦前を代表するシブい建築家で、あれこれ悩んだ果てに、ギリシャ以前にたどりついたということ」

「かつて"地球"だったあたりは公園となり、商店街にはギリシャふうといえばいえなくもない列柱が並んでいる」「ギリシャ以前がギリシャに化けている」
「長野宇平治が目ざしたのは、ヨーロッパ文明の出発点であるギリシャのその前だったが、...私が本など書いたせいで誤解が生じたといえばいえる」
  藤森さんは『建築探偵神出鬼没』(朝日新聞社 朝日文庫)など、何冊かの著書で大倉山記念館のことを書かれていますが、間違ったことをお書きでないのに、責任を感じていらっしゃるよう...

●町名変更は歴史的大変化?

吉田記者のルポはこういう書き出しです。
「もうすぐ大きな変化がこの街に起きるらしい」
  言うまでもなく、町名変更です。吉田記者は、太尾町の名の由来もお書きです。

「かつて海岸線がこの辺りまで迫り、大倉山が岬のように突き出た様子が、動物の太い尾のようだったというのがその名の由来。昭和初期までは駅名も太尾駅だった」

このあと、「トツゼンベーカーズキッチン」「岩田屋酒店」「カヴァヌーラ」「ピオン」「わかば」といったお店や大倉山記念館の水曜コンサートや梅林のことなどを紹介し、最後にこうしめくくっています。
「今月19日から町名も『太尾町』から『大倉山』になるという。恐るべし、大倉山の浸透力」

ギリシャ風街並みも町名変更も、「誤解」から生まれたような感じですね... 恐るべきはそういうことでは?


今の時代、歴史の重み、その長さというものが大事にされていないのか。今さえよければいい、今のイメージが当座の利益につながればいい、という考えが多くないか。

エルム通りを産んだ商店街の皆さんを批判したくありませんし、むしろ街の顔をつくったアイデアと団結力には敬服していますが、町名変更には私はちょっと違和感があります。
隣町に住む者が口はさむことではないかもしれませんが、どうも落ち着かない。
(私はかつて10年間、太尾町に住んでいました)

私達が次代に誇りをもって伝えることはあるのだろうか、とまで考えてしまいます。

元来この土地と縁のない人がつくった「大倉山」がこの土地にわずか70年余りで「土着」してしまった。これまでの歴史と伝統を覆い隠すように。これまでの歴史が恥ずかしいものであったと言わんばかりに。

吉田記者は「歴史的な大変化」と書かれました。たしかにその通りだと思います。「大倉山」にお住まいの皆様、どう思われますか?

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